更新日:2014年9月10日
ページ番号は58590です。
タレント・欽ちゃん劇団所属 中井 昌文さん
萩本欽一さんが主宰する「欽ちゃん劇団」に所属し、コントに漫才に活躍する中井昌文さん。越谷での少年時代に人を楽しませる喜びに目覚め、この道を歩き始めました。子どもからお年寄りまで楽しめる、あたたかい笑いを目指し「いつか越谷で自作のコントを披露したい」との夢を持つ中井さんにお話を伺いました。
(広報こしがや季刊版平成16年秋号に収録)
越谷で市民の皆さんに楽しんでもらえるお笑いライブをしてみたい
越谷で生まれ育ち、野球に熱中する活発な少年時代を送った中井さん。中学時代には生徒会長を務めるなど、リーダーシップも発揮しました。「もともと仲間を集めて盛り上げたり、面白いことを言ったり、目立つことが好きだったんです。生徒会長をやってそういう自分を改めて自覚しました」と中井さん。また、3年生のとき、卒業生を送る会で友人と漫才を演じたことは忘れられない経験で、「ダジャレや先生のことなどたわいもない内容でしたが、人を笑わせることの楽しさに目覚めたのが、お笑いの世界を目指すきっかけになりました」
熱く語る中井さん
高校時代は野球一筋の毎日を送りますが、お笑いへの思いはずっと胸に秘めていたそうです。3年生の夏に部活を引退するとお笑いライブにひんぱんに足を運ぶようになり「欽ちゃん劇団」と運命の出会いをします。
「嫌味のないあたたかい笑いで、子どもからお年寄りまで楽しめるステージ。『自分がやりたいのはこれだ』とピンときたんです」
大学2年生のとき、事務所に履歴書を送りオーディションに合格。劇場の掃除や後片づけ、幕引きなどの裏方仕事から始めて、3カ月目に念願の初舞台に立ちました。「エンディングでサンバを踊ったんですが、すっごくうれしかったです。役者をやっていく決意が固まりましたね」
その後、劇団が主催する「欽劇座ぶとん座」での活動をはじめ、テレビCM出演など着々と活躍の幅を広げている中井さん。「とにかく舞台が好きなんです。観客の反応が直接返ってくるのがたまらなくて。大将(萩本欽一さん)にも『生の舞台で鍛えられれば、どこででもやっていけるぞ』と言われています」越谷の実家には忙しい合間を縫ってしばしば帰宅するそうで、「いつも応援してくれている両親に顔を見せて、市内を散歩したりドライブしたり、ふるさとを満喫します。特に小学生のとき、放課後に毎日のように野球をした『くじら公園』(南部第四公園)を通りかかるとほっとします」
2003年3月「座ぶとん座」公演で熱演する中井さん
中学や高校の同級生と旧交を温める機会も多く「悩んでいるときも、地元の友達に『頑張れよ』って言われると『もっと自信をもたなくちゃな』って素直に思えます。実は中学生のときにいっしょに漫才をやった友達が、市内の高齢者福祉施設に勤務しているんです。いつかそこでボランティアでお笑いライブができたらいいな、と彼と話しています。自分が考えたコントを越谷の人たちに楽しんでもらえたら最高ですね」
プロフィール
1976年越谷市生まれ。蒲生南小・南中を経て県立春日部高校に進学。中学・高校時代は野球部で活躍。明治学院大学在学中に「欽ちゃん劇団」のオーディションに合格し、第8期研究生に。「欽劇座ぶとん座」などの舞台に出演するほか、テレビ番組のレポーター、映画、CMなどでも活躍。
このページに関するお問い合わせ
市長公室 広報シティプロモーション課(本庁舎4階)
電話:048-963-9117
ファクス:048-965-0943