更新日:2013年3月15日
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クイズ王 能勢一幸さん
クイズのだいご味は、日常にないドキドキ感。物事をクイズ問題と捉えると新たな発見も。
「第15回アメリカ横断ウルトラクイズ」での優勝後、数々のクイズ番組で活躍する能勢さん。平成25年3月20日(祝日)の11時〜13時15分に大宮ソニックシティイベント広場で決勝戦が行われる「埼玉クイズ王決定戦」(埼玉県主催)の問題監修も務めています。クイズとの出会い、魅力などを伺いました。
能勢一幸(のせ かずゆき)さん
プロフィール
1969年1月1日東京生まれ。5歳の時に越谷へ。桜井小学校、平方中学校、海城高校、一橋大学卒業後、1991年埼玉県庁入庁。同年にテレビ番組「第15回アメリカ横断ウルトラクイズ」で優勝。2001年にテレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出場し全問正解する。2003年にはテレビ番組「虎の門薀蓄(うんちく)王決定戦」で優勝。現在は、埼玉県主催の「埼玉クイズ王決定戦」の問題監修を務める。
クイズとの出会いは、小学5年のときに見たウルトラクイズ
能勢さんがクイズと出会ったのは、小学5年のとき。テレビ番組の「アメリカ横断ウルトラクイズ」を見て衝撃を受けたそうです。
「クイズに答えながらアメリカを横断するスケールの大きさに魅了され、また、難問を瞬時に解く姿に憧れを抱きました」
そこからクイズ人生が始まります。クイズ番組を録音しては、問題を書きとめたり、クイズの本を読みあさったりしたそうです。
「自宅から平方中学校までの通学途中、友達とクイズで遊んでいました。問題を出して、分かった人が手をパンとたたいて解答する。早押し形式です」
クイズに興味を持つことで、勉強も前向きに捉えられたそうです。
「中学のとき、『スーパーダイスQ』というクイズ番組の予選に出るため、東京赤坂に行きました。坊主頭の中学生がおしゃれな街をブラブラしていましたよ」と笑いながら当時を振り返ります。また、中学生時代には、高校の学園祭に行き、クイズ大会にも参加したそうです。周りが高校生の中、優勝はできなかったそうですが、クイズの楽しさを味わったと話します。
「早押しで解答権を得たときに、その場の全視線が自分に集まるんです。正解して拍手喝采を浴びるか、不正解して会場を落胆させるか。クイズのだいご味は、そういったドキドキ感ですね」
念願だったウルトラクイズで優勝
大学生となり、クイズ研究会に所属し、自身をクイズの道に引き込んだウルトラクイズへの出場に向け準備を進めます。狙うのは最年少優勝。しかし、初出場では、予選敗退。その後もなかなか勝ち進めなかったそうです。しかし、社会人となった1991年、5回目の挑戦でみごと優勝し、2万8523人の参加者の頂点に立つことができました。
得意のクイズで埼玉クイズ王決定戦の監修
社会人となり埼玉県の職員として働く能勢さん。日常でクイズを意識することもあるとか。
「新聞や書物を読むときに、これがクイズ問題だったらと考えることがあります。興味を引かれたものは必ずメモを取っています」
また現在、能勢さんは埼玉県が主催する「埼玉クイズ王決定戦」の問題監修を務めています。
「埼玉クイズ王は、クイズを通して郷土への関心と愛着度を高めてもらうため、県が今年度初めて行う事業です。私はまったく別の部門の所属ですが、クイズが得意な職員がいるぞ、ということで私に声が掛かりました。それ以降、県内での出来事で、これはクイズに出来そうだなとか考えています。越谷の広報紙を見て『益若つばさ』さんが越谷出身と知り『クイズにできるな』とかですね。越谷は面白い題材が多いです。日本三大阿波踊りの『南越谷阿波踊り』や『ガーヤちゃん』、『国民健康保険発祥の地』などほかにもいろいろとありますね」
クイズ界における久伊豆神社の存在
「実は、越ヶ谷の久伊豆神社はクイズ界で有名なんですよ。久伊豆がクイズとも読めることから、クイズマニアの中でお守りが重宝されています。友人が欲しいということで、お守りをたくさん購入したこともありました。市外の人から、うらやましがられますよ」
クイズの視点で日常を見てみると新しい発見が
現在、プライベートでは、時折テレビのクイズ番組に出演するほか、社会人クイズサークルに参加している能勢さん。
「結婚を機に越谷を離れてしまったのですが、実家があるのでよく戻っています。越谷は武蔵野線や東武スカイツリーラインが通っていて交通の便も良いし、葛西用水や元荒川の水辺も美しい。そういえば、昨年の広報こしがや季刊版夏号に、なぜ元荒川は『元』と付いているかが掲載されていましたね。何気ない日常もクイズの視点で見てみると新たな発見があるかもしれませんね」
平成25年1月8日にTBS系列で放送されたクイズ番組「THEクイズ神」の収録中の1コマ
広報こしがや季刊版 平成25年春号(平成25年3月15日発行)に掲載
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