更新日:2014年9月10日
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弁護士 尾崎 毅さん
テレビの法律情報エンターテインメント番組『ザ・ジャッジ!』(フジテレビ系・毎週金曜日午後7時 57分から放映中)で、「顧問弁護団」の1人として法律解説を行う尾崎毅さん。越谷で生まれ育ち、弁護士となって活躍している今も市内に居を構える「生っ粋の越谷市民」です。そんな尾崎さんに弁護士という仕事、越谷への想いを伺いました。
※『ザ・ジャッジ!』は2004年10月に放映終了となっています。(平成19年9月現在)
(広報こしがや季刊版平成16年春号に収録)
法律や人と向き合う厳しい毎日、越谷で家族と過ごす休日が楽しみです。
「越谷は子どもを育てるのに良い環境で、都内の事務所への通勤にも便利。子どものころからの思い出があちこちにありますし、ほかの土地で暮らすことを考えたことはないですね」と尾崎さん。
子ども時代の尾崎さんは、野球が大好きで、仲間とチームをつくる活発な少年だったそうです。弁護士を志したのは高校3年生のとき。進路を決めるときに「これまで思いっきり勉強したことがなかったので、大学ではとことんやって最難関の司法試験にチャレンジしよう」と法学部に進学を決めました。が、司法試験の厳しさにいったんは挫折。
「大学4年になってから、『このままでは中途半端で終わってしまう』と気づき、あらためて本格的に勉強を始めました」
自宅と予備校で勉強する毎日。社会人になり活躍する友人たちを思うと焦る気持ちもありました。そんなときは愛用のロードレーサー(自転車)で越谷の自然の中を疾走して気分転換を図り、英気を養っていたそうです。
懐かしそうに語る尾崎さん
92年に司法試験に合格。司法修習所を経て、95年に念願の弁護士資格を取得。以降は主に民事事件を専門に、精力的な活動をしています。「特に組織暴力に相対する場合は、常に緊張にさらされ、危険な局面にあうことも少なくありませんが、必要とされる仕事です。それだけにとてもやりがいがありますね」と尾崎さん。『ザ・ジャッジ!』には一昨年から出演し、視聴者に法律の仕組みをわかりやすく伝えることに気を配っているそうです。一般の人にとって法律や法曹界は敷居が高いものですが、テレビ出演によって「子どもたちに弁護士という仕事に少しは意識を持ってもらえるようになった」と感じているそうです。
「昨年、子どもが通う地元の小学校に招かれ、お話をする機会がありました。小学生に弁護士の仕事をわかりやすく伝えるのはなかなか難しかったのですが、自分にとっても貴重な経験でした」
家庭では小学5年生を筆頭に3人のお子さんのお父さん。休日にはお子さんとサッカーをしたり、四季折々の自然を楽しんだりするのが息抜きだそうです。「先日も、家族で北越谷の桜並木で花見を楽しみました」
また、同窓会などでさまざまな分野で活躍する同級生と交流したり、受験生活を見守ってくれた行きつけの喫茶店に顔を出したりするのも、貴重なリフレッシュタイムといいます。
平成15年12月に大袋北小で行われた「1/2成人式」での講演の様子
「弁護士の仕事は、法律理論の探求に加えて気迫が大切」と尾崎さん。「もうダメかなと思ったときからの踏ん張りが重要で、難しい事件も腹をすえて立ち向かうことで展望が見えてきます」
40代になり、弁護士として脂の乗る時期を迎えた尾崎さん。法律や人と向き合う厳しい仕事の毎日を、越谷の自然と人が支えていることは間違いないようです。
プロフィール
1962年、越谷市生まれ。越ヶ谷小・中央中を経て、春日部高校に入学。弁護士を目指して中央大学法学部に進学。95年に弁護士登録し、98年法律事務所を開設。第二東京弁護士会に所属。
広報こしがや季刊版平成16年春号に収録
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