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越谷市 Koshigaya City

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更新日:2014年9月10日

ページ番号は58615です。

ラッピングコーディネーター 武田真理恵さん

 幼児教育から離れて別の道を進んでも、また子どもたちのところへ。
 「『ラッピング』『おもちゃ』って、子どもとつながっているんですね」と笑顔で話す武田真理恵さんにお話を伺いました。
(広報こしがや季刊版平成18年春号に収録)

子どもが好き、人の喜ぶ顔が好き、たくさんの人の笑顔が見たい。

 「子どものころからものを作ることが好きで、何か作ってはプレゼントしていましたね」
 ちょっとした贈り物でも、身近にあるきれいな紙やハンカチ等を工夫して包んで渡すと、とても喜ばれて驚いたり感動されたり…。「褒められるとうれしくて、ますます腕に磨きをかけていきました」と明るく笑う武田さん。ラッピングコーディネーターとしての資質は幼少のころから備わっていたようです。
 また、お母様が家庭保育の仕事をしていて、いつも身近に赤ちゃんがいたため、武田さんは自然に子どもが大好きに。「もの作り」と「子ども」が大好きな武田さんは、短大卒業後就いた保育の仕事で、子どもたちといっしょにものを作ったり包んだり、とても楽しい時間を過ごしました。
 ある年のクリスマス、園児へのプレゼントを白い天使を貼った赤い画用紙で包んであげたら、「ぼく大事にする。一生持っているよ」と言われました。武田さんはその言葉がとてもうれしくて「もっと驚かせてやろう、もっと喜ばせてやろう」と思ったそうです。そして、本格的にラッピングの仕事をしたいと考えるようになり、資格を取るために基礎から勉強し直しました。
 「あくまで主役は中身、過剰にならないように、受け取った人が笑顔になるようにと心を込めて包みます。しきたりに合った基本の包み方から季節・目的・贈る相手のことなどを考えてラッピングすることが大切ですね」

 活動の場は主にカルチャースクールや学校、保育教育者対象の講習会など。デパートや雑貨屋などの従業員対象のラッピング講習会では、いかに早くきれいに包むかといったラッピング指導もしています。現在は、おもちゃコンサルタントとしての活動を並行し、あえて区切りをつけないで活動しているそうです。ラッピングに簡単なおもちゃをつけてみたりするなど新しいイメージがどんどんふくらむとか。
 越谷に住むきっかけは、昔から買い物や遊びに来ていて、自分の家の庭のようななじみのあるまちだったから。本格的に仕事をすることになり、美しい自然のあるこのまちで頑張ろうと思ったそうです。「都内でも暮らしましたが、便利さは越谷も同じくらいですね。仕事を通して地元の方と知り合う機会が増えました」と武田さん。地元での活動をもっと広げていきたいと話します。越谷市生涯学習リーダーバンクにも登録し、公民館からも講師依頼が来ているそうです。さらに、自宅で教室も始めました。昼の講座は親子の参加が多く、外とのつながりを持ちにくい子育て中のお母さんたちの交流の場になっています。
 夜の講座は勤め帰りの方が多く、喜ばれているようです。
 「子どもからアイデアをもらったり、年配の方に風呂敷を使った便利な包み方を教わったり、はっとさせられることもあります」と参加者から学ぶことも多いと言います。
 ラッピングの仕事は、相手あってのもの。愛が原点、そして相手の喜ぶ笑顔が武田さんの原動力となっているようです。

プロフィール

 1970年草加市生まれ。越谷南高校卒業。短大卒業後、幼稚園教諭に。退職後、ラッピングコーディネーターの資格を取得。現在、ラッピングコーディネーター、おもちゃコンサルタントとして各イベントへ参加するほか、教室・講習・執筆活動など幅広く活躍中。03年に越谷市に転入。

広報こしがや季刊版平成18年春号に収録

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電話:048-963-9117
ファクス:048-965-0943

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