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越谷市 Koshigaya City

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更新日:2014年9月12日

ページ番号は58621です。

ロック・ギタリスト 山本恭司さん  俳優 佐野史郎さん

僕らの朗読は「想像と違った」とよく言われる。音楽×言葉の新しいアートとして楽しんでほしい。

今回のときめきインタビューに登場するのは、越谷在住でギタリストの山本恭司さんと、山本さんと高校時代から付き合いのある俳優の佐野史郎さん。2人は高校の同級生で、音楽を通じて知り合い、以来40年以上の付き合いになるそうです。
そんな2人が9月21日(日曜)、こしがや能楽堂で行われる「小泉八雲 朗読の夕べ」で同じ舞台に立ちます。
それぞれ音楽と演劇という異なる世界で活躍する山本さんと佐野さん。2人が織り成す朗読とはいったいどんなものなのか、朗読会を開催するに至った経緯も含めてお話ししていただきました。

山本恭司さんプロフィール

島根県松江市生まれ。20歳でロックバンドBOWWOWのギタリスト&ボーカリストとしてデビュー後、キッスやエアロスミスとツアーを行ったり、ロンドンを拠点としたバンド活動など、国内外で幅広く活躍。バンド以外でもソロのライブや作曲家・プロデューサーとしても精力的に活動している。1990年より越谷市在住。

佐野史郎さんプロフィール

俳優。島根県松江市出身。1975年、劇団シェイクスピア・シアターの創立に参加後、劇団状況劇場を経て、1986年「夢みるように眠りたい」で映画デビュー。以降、個性派俳優として映画・テレビで活躍するほか、映画監督や音楽活動など豊かな才能を発揮している。

地元越谷のつながりから能楽堂公演が実現

 日本を代表するロック・ギタリストとして国内外で活動する山本恭司さんは、越谷市に住んで24年。
「僕が生まれ育った島根県松江は水の都で、宍道湖に沈む夕日が特に美しい。だから僕の住む所には"水辺と夕日"が必須条件で、越谷はその条件に合ってるし都会とのアクセスも良くて住みやすい。自宅近くの橋で、夕日が沈む風景をよく写真に撮るんですよ」
 故郷愛と地元愛にあふれる山本さんがライフワークとしているのが、同郷の俳優・佐野史郎さんと二人で行う、松江ゆかりの作家『小泉八雲朗読会』。その公演が山本さんの友人でもある〈コシガヤ・ミュージック・スマイル〉のメンバーの声掛けから、来たる9月21日に、はじめて越谷で上演されることになりました。

夢を語り合った青春時代 今も変わらぬ音楽仲間

 「恭司とは高校1年のときに出会って、ロックとギターの話ですぐに意気投合。恭司にギターのコードを教えたのは、実は僕で(笑)。当時から役者・ギタリストというお互いの夢を青春ドラマみたいに語り合っていましたね」という佐野さん。
 「松江から上京して、それぞれデビューした後も付き合いはずっと変わらず。ある日サノが、小泉八雲の朗読をやるから一緒にやろう、と誘ってきたのが2006年。サノの話を聞いた瞬間、すごく面白いものになる!と直感したんだけど、その年はスケジュールが合わず、翌年から参加しました」と山本さん。
 「お互い知り尽くしてますから、僕の作った構成台本を恭司に見せると、僕の希望通り、いやそれ以上の曲や提案を持ってきてくれる。二人でバンドを組んでるような感覚です」と佐野さん。

奇跡的な風景のシンクロ 感動のギリシャ公演

 そんな二人の朗読会が、今年7月、小泉八雲の生誕地ギリシャ・レフカダ島で行われました。
 「公演をする野外劇場のすぐそばのイオニア海の夕暮れが、驚くほど宍道湖の風景にそっくりで。宍道湖の風景を描写する朗読の冒頭がハマり過ぎた感じ」と佐野さん。
 「字幕公演でしたが、音楽のように語るサノの声の力がグイグイ観客を引き込んで、言葉の壁を越えた。涙を流している人もいたし、特別な一体感を味わいました」と山本さん。
 このギリシャ公演のために構成した『望郷』という演目が、こしがや能楽堂で演じられます。
 「こしがや能楽堂でやりませんか?と友人から誘いを受けたとき、サノはきっと感激するだろうと思った。彼が能や世阿弥をとてもリスペクトしているのを知っていましたから」と山本さん。
 「恭司の言う通り、能楽堂と聞いてうれしいのと同時に身の引き締まる思いがしました。薪能のような雰囲気の中でエレキギターとマイクを使ったエレクトリックな僕らのスタイルが、どんな化学反応を起こすのか、すごく楽しみ」という佐野さん。
 山本さんは「能楽堂という異次元に加え、風や虫の音など自然に包まれる野外。お客さんも観客という演者として、五感すべてを使って体感してほしい」とメッセージをくれました。

越谷を音楽の街に

 今月、ニューアルバム『フィロソフィ』をリリースし、ますますアクティブに活動する山本さんに、越谷について思っていることを伺いました。
 「僕の音楽には、人と会ったり、何かを経験したりという日々の暮らしがすべて投影されている。最近自分の曲が心落ち着ける音楽になってきたことも、越谷に住んでいることが影響していると思うし、ニューアルバムでもそれが伝わるはず。僕はロック・ギタリストと呼ばれるけれども、ジャズでもフォークでもブルースでもジャンルを超えることに違和感はない。越谷でもっと音楽が盛り上がるように、僕も市民として協力を惜しみませんよ」

「小泉八雲は怪談以外にも、美しい物語がたくさんある。その世界を伝えたくて年々スケールアップしています」と語るお二人。

広報こしがや季刊版 平成26年秋号(平成26年9月15日発行)に掲載

「小泉八雲 朗読の夕べ」越谷公演

会場 こしがや能楽堂
日時 平成26年9月21日(日曜) 午後6時30分開演
入場料 一般4,000円(当日4,500円) 高校生以下2,000円(当日2,500円) *未就学児不可
チケットお問い合わせ セブンイレブン越谷恩間新田店 電話048-974-6600

山本さんと佐野さんのインタビュー動画

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市長公室 広報シティプロモーション課(本庁舎4階)
電話:048-963-9117
ファクス:048-965-0943

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