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越谷市 Koshigaya City

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更新日:2025年3月21日

ページ番号は99645です。

旧山﨑家住宅(油長)内蔵が国登録有形文化財へ

国の文化審議会は、3月21日に、旧山崎家住宅(油長)内蔵を登録有形文化財(建造物)に登録するよう、文部科学大臣に答申しました。この結果、官報告示を経て、国登録有形文化財となる予定です。

登録見込み建造物の概要

旧山﨑家は日光道中・越ヶ谷宿の中心部に構えた越ヶ谷の名家の一家であり、13代当主山﨑篤利(やまざきあつとし)は国学者の平田篤胤の高弟(こうてい)、経済的支援者としても知られています。屋号の「油長(あぶらちょう)」の名は、近隣の農家が生産していた菜種を山﨑家の祖先が手広く買い取り、江戸に出荷していた事に由来しています。『埼玉営業便覧』(明治35年)には「米穀肥料商」、『越ヶ谷案内』(大正5年)には「内外肥料商」として記録されています。

旧山﨑家住宅(油長)内蔵は、かつての肥料商の家財蔵で、和釘が使われていることや国学者平田篤胤の著書に文政2年(1819年)に山﨑家を訪れたことが朱書きされていることなどから、江戸後期の建築とされています。

土蔵造2階建、内部は各階1室で、小屋は束立の和小屋となっています。窓や入口には掛子塗(かけごぬり。観音開きの左右の扉が合わさる部分に、組み合うように段を付けて漆喰を塗り密閉できるようにした塗り方。)の扉を付し小規模ながら重厚な土蔵です。

正面

内蔵北側正面の写真

小屋組み

内蔵2階小屋組みの写真

正面(平側)入口

内蔵平側入口の写真

妻側入口

内蔵妻側入口の写真

和釘

内蔵内の和釘が使用されている壁の写真

国学者平田篤胤著書

平田篤胤が山﨑家を訪れたことが朱書きされている古文書の写真

所在地

越谷市越ヶ谷三丁目2-19-5

登録有形文化財(建造物)とは

文化財保護法に基づき、建築後50年を経過している建造物で、次のいずれかの基準に当てはまるものが登録の対象となります。

  1. 国土の歴史的景観に寄与しているもの
  2. 造形の規範となっているもの
  3. 再現することが容易でないもの

登録有形文化財(建造物)について詳しく知りたい方は、文化庁のホームページをご覧ください。

登録に関するご相談

越谷市内で上記基準に当てはまる可能性のある建造物を所有し、登録を検討したいという方は、下記問い合わせ先にご相談ください。
なお、登録制度に申請する場合には、建物の登記が完了している必要があります。

関連リンク

旧山﨑家住宅(油長)内蔵の運営について

このページに関するお問い合わせ

教育総務部 生涯学習課(第三庁舎3階)
電話:048-963-9315
ファクス:048-965-5954

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