更新日:2023年1月10日
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越谷だるま
越谷だるまとは
"だるま(達磨)"は、その昔禅宗を始祖とし、インド、中国、日本に禅道を広めた「菩提達磨大師」に由来します。達磨大師の座禅する像を摸してつくられるようになった張子の玩具が現在のだるまです。
「七転八起」の縁起のよさを祝って、毎年正月には武蔵の国や信濃などの養蚕の盛んな所でだるま市が催されるようになり、江戸時代の中頃には、各地の神社や寺院でも市が立つようになりました。
越谷だるまは
江戸時代の中期(一説には1713年頃)、間久里の「だる吉」という人形師が、従来あった「起きあがり
だるまは、古くは子供の疱瘡や疫病除けのまじないでしたが、次第に五穀豊穣、商売繁盛、開運などの縁起ものとして、庶民の人気を集め、長く親しまれてきました。
越谷だるまは、川崎大師や柴又帝釈天など、関東を中心に全国各地へ届けられています。
縁起物として、一般的な赤いだるまをはじめ、紅白だるまや五色だるま(紫、白、赤、黄、緑)などがつくられています。
各事業所や市内の各種イベント、東武伊勢崎線「越谷駅」東口高架下の観光物産拠点施設「ガーヤちゃんの蔵屋敷」などで購入できます。
昭和59年には「越谷
越谷だるまの特徴
越谷だるまは、他のだるまに比べて、色が白く、鼻がやや高い上品で優しい顔立ちが特徴です。
これは、生産地である越谷近辺が、主な出荷先であった江戸からの距離が近く、輸送の際に鼻を高くしても破損することがなかったためと考えられています。
だるまへの祈願の作法
祈願するときはだるまの左眼を描き入れて神棚に備え、願いが成就したときは右眼を描き入れて神社に奉納します。
※なお、地域によって作法が異なることがあります。
越谷五色だるま
江戸時代の幕末から明治期にかけて、越谷のだるま業者は、「青」「黄」「赤」「白」「黒(のちに紫)」の塗料を使った小さな豆だるま五体を一組とした『
この五体の色が何を意味していたか確かではありませんが、一説には「大日如来」が備えている五つの知恵を指しているといわれています。
五つの知恵とは、「法界体性智(大日如来)」、「大円鏡智(阿しゅく如来)」「平等性智(宝生如来)」「妙観察智(阿弥陀如来)」「成所作智(不空成就如来)」といい、五智・五如来と称されます。
大日如来は、この五智・五如来を象徴し、人々の願望や憧れを現しているそうです。
ちなみに、現在では、これら五色に加えて、いろいろな色のだるまが製作されています。
それぞれの色に対応したご利益が得られるようにとの願いが込められています。
代表的な色とご利益の対応は以下のとおりです。
だるま探しの参考にしてください。
金 | 満願 |
---|---|
銀 | 堅実・団結 |
青 | 友情・希望 |
黒 | 黒字 |
ピンク | 愛情・恋愛 |
紫 | 長寿 |
白 | 招福・合格 |
赤 | 開運・厄除 |
黄 | 金運 |
緑 | 安全・健康 |
越谷市だるま組合
以下の事業所が「越谷市だるま組合」に加盟しています。(組合長 遠藤商店)
問い合わせ先 越谷市だるま組合事務局
電話:048-976-7788 住所:越谷市東大沢1-13-4(有限会社 島田達磨総業)
事業所名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
遠藤商店 | 越谷市袋山89-2 | 048-975-8374 |
有限会社島田達磨総業 | 越谷市東大沢1-13-4 | 048-973-5061 |
はぎ原商店 | 春日部市大場199 | 048-735-1272 |
松崎達磨産業 | 越谷市下間久里1312 | 048-975-1121 |
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