更新日:2020年7月22日
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その他の検査
感染症検査
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に規定する感染症が発生した場合、感染拡大防止と再発防止のために、感染者の家族や感染者と接触した方などを対象に、感染者が罹っていた病原体を保有していないことを確認しています。
当課では、3類感染症の腸管出血性大腸菌、腸チフス・パラチフス、赤痢、コレラや、指定感染症の新型コロナウイルス遺伝子の検査を行っています。また、発生動向調査に関する様々な感染症の検査を行っています。
感染症の相談は感染症・疾病対策についてをご参照ください。
結核検査
結核の患者が発生したとき、患者と密接にかかわるなどして結核の感染のリスクが高い人に対して、接触者検診を行います。
結核の感染連鎖を断つことを目的とし、発病前の潜在性結核感染症の早期発見、新たな発病者の早期発見、感染源や感染経路の探求を行っています。
結核感染のスクリーニング検査としてQFT検査を用いています。
これはBCG接種(結核の予防接種)の影響を受けずに結核感染の有無がわかる検査となります。
QFT検査とは結核菌がもつ特異的な抗原の刺激によりリンパ球から放出されるインターフェロンをELISA法により測定する方法です。
レジオネラ属菌検査
プールや公衆浴場でレジオネラ属菌による感染症が起きた際に、プールや公衆浴場の水の中にレジオネラ属菌がいるかどうかを顕微鏡や遺伝子検査等を用いて検査を行っています。
レジオネラ症は集団感染として発生する頻度が高く、人工環境中(循環式浴槽、給水・給湯設備、噴水など)の水が主な感染源と言われています。
BCYE培地上でのレジオネラ属菌
レジオネラ属菌の集落
家庭用品の検査
衣類の製造時に、接着剤・プリント加工・防縮・防しわ加工を目的としてホルムアルデヒドを使用することがあります。
ホルムアルデヒドは眼やのどを刺激させる、あるいはアレルギーを発症させることがあるため、これらの危険性がある製品が市場に流通しないよう、肌に敏感な乳幼児用衣類を中心にホルムアルデヒドの検査をしています。
健康食品の検査
痩身や強壮の効果を強調し、「健康食品」として違法に医薬品成分を入れて販売されている事例が全国的に報告されています。
当課でも、越谷市内での流通を排除すべく、健康食品の検査を行っています。
この検査には、先に説明した液体クロマトグラフタンデム質量分析計(LC-MS/MS)での測定が有効です。
このページに関するお問い合わせ
保健医療部 衛生検査課(東越谷十丁目31番地(保健所内))
電話:048-973-7538
ファクス:048-973-7539