更新日:2024年1月18日
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ヘルパンギーナを予防しましょう
ヘルパンギーナとは
ヘルパンギーナは発熱と口の中に水疱ができる咽頭炎です。乳幼児を中心に夏に流行する、夏かぜの代表的な病気の1つです。
現在、市内で大きな流行はみられていませんが、令和5年6月28日には第25週(令和5年6月19日~6月25日)の1医療機関(定点)当たりの報告数が7.01人となり、国で定める流行警報の基準値である6人を超えたため、埼玉県で流行警報が発令されました。
ヘルパンギーナについて知り、予防対策を行いましょう。
症状
2~4日の潜伏期を経て、38~40度の発熱やのどの痛みや赤み、口の中に小さな水疱ができるウイルス性の咽頭炎です。口の中の水疱が破れた痛みによって機嫌が悪くなったり、食事がとりにくくなったり、脱水になったりすることもあります。有効的な特効薬や予防接種、特別な治療法はありません。
一般的には経過は良好で2~3日で治りますが、まれに無菌性髄膜炎や心筋炎を合併することもあります。そのため体調が悪い場合は、早めに医療機関へ受診しましょう。
感染経路
原因となるウイルスは、感染者や患者の咳やくしゃみの飛沫(しぶき)などに含まれています。
(1)飛沫感染:感染した人の咳やくしゃみなどに含まれるウイルスが、鼻や口から侵入することで感染します。
(2)接触感染:ドアノブや手すりなどを介して手に付着したウイルスが、目、口、鼻の粘膜から侵入して感染します。
(3)経口感染:便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染します。
予防方法
・手洗いをしっかりしましょう
流水、石鹸による手洗いは、手指についたウイルスを除去するために有効です。外出後や排便後、おむつ交換後は手洗いを徹底しましょう。
・飛沫感染対策としてのマスクを着用しましょう
咳やくしゃみによる飛沫(しぶき)を浴びないようにすれば、感染する機会が減少します。患者さんと接触する際はできるだけ、マスクを着用しましょう。
・集団生活では、タオルの共用は避けましょう
ヘルパンギーナにかかってしまったら
特効薬はなく、症状を楽にする治療を行います。
のどの痛みで水分がとりにくくなり、脱水になってしまうことがあります。麦茶やイオン飲料水をストローを使って飲むなど、水分摂取を心がけましょう。
またヨーグルトやゼリー、うどんやおかゆなどのどごしの良いものが食べやすいです。
救急の医療機関や電話相談について
受診に迷った場合や夜間・休日の場合は「こどもの救急」などのWEBサイトを参照や、♯8000(こども医療相談)にご相談ください。
#7119 (埼玉県救急電話相談)もご利用できます。
(ダイヤル回線・IP電話・PHS・都県境の地域で御利用の場合) 048-824-4199
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ご自身の状態に応じた緊急度判定のアドバイスは子どもの相談又は大人の相談にて行っています。
(1)子どもの相談 (小児救急電話相談) ※対象:中学生まで
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このページに関するお問い合わせ
保健医療部 保健所 感染症保健対策課(東越谷十丁目31番地(保健所内))
電話:048-973-7531
ファクス:048-973-7534