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更新日:2025年5月16日

ページ番号は103275です。

水痘(みずぼうそう)の流行注意報が発令されました

 水痘は、水痘帯状疱疹ウイルス(varicella zoster virus;VZV)によって起こる急性の伝染性疾患で、小児を中心に流行がみられます。

 埼玉県感染症発生動向調査による県内医療機関(定点)からの水痘の報告数は4月初旬から増加し、第19週(令和7年5月5日から令和7年5月11日まで)に、1定点当たり1.43人と、国の定める基準値である1人を超えたため、埼玉県において流行注意報が発令されました。

 水痘について知り、予防対策を行いましょう。

水痘とは

 水痘は、いわゆる「みずぼうそう」のことで、かゆみを伴う全身性の発疹や発熱が現れる感染症です。妊婦など重症化しやすい方は、特に注意が必要です。

 水痘について正しく理解し、感染予防に努めましょう。

症状

 潜伏期間は2週間程度(10~21日)で、典型的な症例では、全身性でかゆみのある発疹、紅斑(皮膚の表面が赤くなること)や丘疹が現れて短期間で水疱(水ぶくれ)や膿疱(膿のたまった水ぶくれ)となり、痂皮化(かさぶたになること)して治癒するとされています。

 成人では、より重症になり、皮膚の感染や肺炎、脳炎などの合併症の頻度も高くなります。免疫機能が低下している場合の水痘では、生命の危険を伴うことがあるので十分な注意が必要です。
 特に妊婦の感染は重症化しやすく、妊娠初期の感染によって、胎児に先天性水痘症候群という低出生体重、四肢低形成、皮膚瘢痕などを伴う先天異常をおこし、分娩前5日~分娩後2日の感染によって新生児に致死的な重症水痘が生じることもあります。
 

感染経路

 水痘は、ウイルスの感染によって起こる感染症です。
 主な感染経路は、主な感染経路は、患者の咳やくしゃみなどに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」「空気感染」、ウイルスが付いた手で傷口や粘膜に触れることによる「接触感染」です。

予防のポイント

・スケジュールに沿ったワクチン接種

 1・2歳のお子さんは水痘ワクチンの定期予防接種の対象です。予防接種スケジュールに沿って接種を受けましょう。

飛沫・空気感染対策としてのマスクを着用しましょう

 咳やくしゃみによる飛沫(しぶき)を浴びないようにすれば、感染する機会が減少します。患者さんと接触する際はできるだけ、マスクを着用しましょう。

接触感染対策として手洗いをしましょう

 接触感染を防ぐには、手指などに付いたウイルスを流水・石けんによる手洗いで物理的に取り除くことが有効です。患者の水疱や患者が使用したものに触れた後は、傷口や鼻や口、目などの粘膜に触れる前に必ず手を洗いましょう。

妊娠期間における患者との接触の回避

 妊娠中あるいは妊娠をしている可能性がある人は、水痘の患者や、風邪の症状がみられる方との接触をできる限り避けるよう注意してください。

関連情報

このページに関するお問い合わせ

保健医療部 保健所 感染症保健対策課(東越谷十丁目31番地(保健所内))

電話:048-973-7531 ファックス:048-973-7534

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