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更新日:2024年2月13日

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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎を予防しましょう

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(いわゆる溶連菌による咽頭炎)とは

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、血清型がA群のレンサ球菌の感染による上気道感染症です。学童期の小児に多くみられ、冬および春から初夏にかけて流行のピークが見られます。

 2023年第50週(令和5年12月11日~12月17日)には、1医療機関(定点)当たりの報告数が8.04人となり、国で定める流行警報の基準値である8人を超えたため、県で流行警報が発令されました。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎について知り、予防対策を行いましょう。

症状

 典型的には、2~5日の潜伏期間の後、突然38度以上の発熱、のどの痛み、苺状の舌(舌が腫れ、赤いつぶつぶができる)などの症状が現れます。

 熱は3~5日で下がり、1週間程で症状は落ち着きますが、まれに重症化して、全身に発赤がひろがる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。また、リウマチ熱や腎炎の原因となる場合もあります。

 同じ細菌を原因とするものとして、劇症型溶血性レンサ球菌感染症があります。劇症型溶血性レンサ球菌感染症は血液等に菌が侵入することで発症し、初期症状として発熱や悪寒、手足の痛みや腫れなどがあります。急激に症状が悪化することもあるため、高熱が出たり、手足の痛みや腫れが増す場合はすぐに医療機関を受診しましょう。劇症型溶血性レンサ球菌感染症を予防するためには、手洗いやマスクの着用といった基本的な感染対策の他、傷口を清潔に保つことも重要です。

感染経路

(1)飛沫感染:感染した人の咳やくしゃみなどに含まれる細菌が、鼻や口から侵入することで感染します。

(2)接触感染:ドアノブや手すりなどを介して手に付着した細菌が、目、口、鼻の粘膜から侵入して感染します。

感染を予防するには

 ・手洗いやアルコール消毒を行いましょう

  流水、石鹸による手洗いは、手指についた細菌を除去するために有効であるため、こまめな手洗いを徹底しましょう。

  また、アルコールによる消毒も効果的です。細菌が体内に入らないように、むやみに目や口に触れたり、こすったりしないようにしましょう。

 ・飛沫感染対策としてのマスクを着用しましょう

  咳やくしゃみによる飛沫(しぶき)を浴びないようにすれば、感染する機会が減少します。患者さんと接触する際はできるだけ、マスクを着用しましょう。

 ・患者との密接な接触を避けましょう

  家族や周囲の人がかかってしまったときは、患者との密接な接触は避けるようにしましょう。

 ・十分な休養とバランスの良い食事を心がけましょう

  体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスの良い食事を日ごろから心がけましょう。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎にかかってしまったら

 ・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、適切な抗菌薬を開始すれば24時間以内に感染力はなくなるとされています。早めに医療機関を受診しましょう。

 ・リウマチ熱や腎炎などの合併症を防ぐために、症状が改善しても主治医に指示された期間、薬を飲むことが大切です。

 ・安静にして休養を取りましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。

 ・十分に水分を補給しましょう。のどの痛みで水分がとりにくくなることがあるため、刺激の少ないものを摂るようにしましょう。

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