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更新日:2024年6月24日

ページ番号は81395です。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎を予防しましょう

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(いわゆる溶連菌による咽頭炎)について

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、血清型がA群のレンサ球菌の感染による上気道感染症です。学童期の小児に多くみられ、冬および春から初夏にかけて流行のピークが見られます。

  溶血性レンサ球菌に感染すると、まれに劇症型溶血性レンサ球菌感染症を引き起こし、重症化することがあります。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎について知り、予防対策を行いましょう。

症状

 典型的には、2~5日の潜伏期間の後、突然38度以上の発熱、のどの痛み、苺状の舌(舌が腫れ、赤いつぶつぶができる)などの症状が現れます。

 熱は3~5日で下がり、1週間程で症状は落ち着きますが、まれに重症化して、全身に発赤がひろがる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。また、リウマチ熱や腎炎の原因となる場合もあります。

 同じ細菌を原因とするものとして、劇症型溶血性レンサ球菌感染症があります。劇症型溶血性レンサ球菌感染症は血液等に菌が侵入することで発症し、初期症状として発熱や悪寒、手足の痛みや腫れなどがあります。急激に症状が悪化することもあるため、高熱が出たり、手足の痛みや腫れが増す場合はすぐに医療機関を受診しましょう。劇症型溶血性レンサ球菌感染症を予防するためには、手洗いやマスクの着用といった基本的な感染対策の他、傷口を清潔に保つことも重要です。

感染経路

(1)飛沫感染:感染した人の咳やくしゃみなどに含まれる細菌が、鼻や口から侵入することで感染します。

(2)接触感染:ドアノブや手すりなどを介して手に付着した細菌が、目、口、鼻の粘膜から侵入して感染します。

感染を予防するには

 ・手洗いやアルコール消毒を行いましょう

  流水、石鹸による手洗いは、手指についた細菌を除去するために有効であるため、こまめな手洗いを徹底しましょう。

  また、アルコールによる消毒も効果的です。細菌が体内に入らないように、むやみに目や口に触れたり、こすったりしないようにしましょう。

 ・飛沫感染対策としてのマスクを着用しましょう

  咳やくしゃみによる飛沫(しぶき)を浴びないようにすれば、感染する機会が減少します。患者さんと接触する際はできるだけ、マスクを着用しましょう。

 ・患者との密接な接触を避けましょう

  家族や周囲の人がかかってしまったときは、患者との密接な接触は避けるようにしましょう。

 ・十分な休養とバランスの良い食事を心がけましょう

  体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスの良い食事を日ごろから心がけましょう。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎にかかってしまったら

 ・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、適切な抗菌薬を開始すれば24時間以内に感染力はなくなるとされています。早めに医療機関を受診しましょう。

 ・リウマチ熱や腎炎などの合併症を防ぐために、症状が改善しても主治医に指示された期間、薬を飲むことが大切です。

 ・安静にして休養を取りましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。

 ・十分に水分を補給しましょう。のどの痛みで水分がとりにくくなることがあるため、刺激の少ないものを摂るようにしましょう。

救急の医療機関や電話相談について

#7119 (埼玉県救急電話相談)へ架電ください。
(ダイヤル回線・IP電話・PHS・都県境の地域で御利用の場合) 048-824-4199

急な病気やけがの際に、家庭での対処方法や医療機関への受診の必要性について、看護師が電話で相談に応じます。
音声ガイダンスに応じて、相談したい窓口を選択してください。
ご自身の状態に応じた緊急度判定のアドバイスは子どもの相談又は大人の相談にて行っています。

(1)子どもの相談 (小児救急電話相談) ※対象:中学生まで

(2)大人の相談 (大人の救急電話相談)

(3)医療機関案内(子供・大人に対応しています)

 

劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)とは

 溶血性レンサ球菌に感染すると、まれに劇症型溶血性レンサ球菌感染症を引き起こし、重症化することがあります。

 小児が多く罹患するA群溶血性レンサ球菌咽頭炎(いわゆる溶連菌による咽頭炎)とは区別されます。子どもから大人まで広範囲の年齢層に発症しますが、特に大人に多いのが特徴です。

症状

 最初は、腕や足の痛みや腫れ、発熱、血圧の低下などから始まることが多く、その後、組織が壊死(えし)したり、呼吸状態の悪化・肝不全・腎不全などの多臓器不全を来たし、場合によっては数時間で、非常に急速に全身状態が悪化します。

感染を予防するには

 手指衛生や咳エチケット、傷口の清潔な処置といった、基本的な感染防止対策が有効です。
 また、発熱や咳や全身倦怠感などで食事が取れないなどの体調が悪いときは、かかりつけの医療機関などを受診しましょう。

 「すぐに病院に行った方がよいか」や「救急車を呼ぶべきか」悩んだりためらう時に、医師・看護師等の専門家からアドバイスを受けることができる救急安心センター事業【♯7119】に電話相談しましょう。
♯7119については、上記「救急の医療機関や電話相談について」をご覧ください。

 

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