更新日:2024年12月20日
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「加齢による聴力の低下」に気を付けましょう
加齢による聴力の低下(難聴)について
聞こえについて意識したことはありますか?
難聴とはいろいろな原因により、正常の聞こえの人に比べて「音や言葉が聞き取りにくい」という症状のことを言います。
65歳をこえると聞こえづらさを感じる人が一気に増え、75歳以上の約半数の方が聞こえづらさを感じています。
出典:厚生労働省令和5年度老人保健健康増進等事業 難聴高齢者の早期発見・早期介入等に向けた関係者の連携に関する調査研究事業
「難聴高齢者の早期発見・早期介入に向けた関係者の連携に関する手引き【第1版】」
聞こえにくさが原因で会話への参加が困難になると人とのつながりが希薄となり、フレイルや認知症のリスクが高まると言われています。
こんな症状はありませんか? 早めの気付きが大切です
□ 会話をしているとき、聞き返すことがよくある
□ 相手の話した内容を聞き取れず、推測で内容を判断することがある
□ ドアのチャイム音や電子レンジの「チン」という音に気が付かないことがある
□ 家族に「テレビやラジオの音量が大きい」と注意される
□ 大勢の人がいる場所や周りがうるさい中での会話は聞きたい人の声が聞きづらいと感じる
ご自身の「聞こえ」について気になる方は早めに耳鼻科医に相談するようにしましょう。
難聴を防ぐためには(日常生活のひと工夫)
1.耳にやさしい生活を心がけることで難聴を予防しましょう
■大音量でテレビを見たり、音楽を聴いたりしない
■騒音など、大きな音が常時出ている場所を避ける
2.老化を遅らせ、難聴を予防するために生活習慣を見直しましょう
■生活習慣病の管理・栄養バランスがとれた食事をとりましょう
■適度な運動をしましょう
■規則正しい睡眠をとりましょう
■禁煙しましょう
補聴器の使用について
補聴器を使うときの注意点
・まずは最寄りの耳鼻咽喉科を受診しましょう
・自分一人で補聴器を選ばないようにしましょう
・値段が高ければ良いというわけではありません
・購入後は定期的に補聴器販売店で調整・メンテナンスしてもらいましょう
補聴器を正しく使えるようになるには適合や練習が必要です。
補聴器を利用することで人と会話する機会や外出の機会が増え、活動的になります。また、脳への刺激が増え、脳のはたらきが活発になることで認知症の予防に繋がる可能性があると言われています。
越谷市では「高齢者補聴器購入費用助成事業」を実施しています。事業の詳細については下記のリンクをご覧ください。
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