更新日:2025年5月9日
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熱中症にご注意ください!
熱中症の症状
熱中症の症状には次のようなものがあります。こんな症状があったら熱中症を疑いましょう。
<軽度の症状>
めまい・立ちくらみ・筋肉痛・汗がとまらない
<中等度の症状>
頭痛・吐き気・嘔吐・体がだるい(倦怠感)・力の入らない感じ(虚脱感)
<重度の症状>
意識がない・けいれん・高い体温である・呼びかけに対し返事がおかしい・まっすぐに歩けない、走れない
日常生活での注意点
暑さを避けましょう
・日陰を歩く
・日陰を作る(すだれやカーテンで直射日光を防ぐ、風通しをよくする)
・日傘をさす
・通気性のよい帽子をかぶる
服装を工夫しましょう
・吸水性、吸汗・速乾の素材を選ぶ
・太陽の下では、黒色系の素材は避け、薄手の白っぽい服を着用する
・襟元は緩めて通気する(クールビズ)
・少し緩めの衣服で衣服内の風の流れをよくし、熱の放散を促す
こまめに水分補給をしましょう
・汗で失った水分や塩分を適切に補給する(スポーツドリンクなど)
・のどが渇いたと感じる前に、暑いところに出る前に水分補給が必要
*ウォーキングなどの運動を始める前に、コップ1〜2杯の水を飲むようにしましょう。更に、運動をしている間も15〜20分ごとに水分を摂りましょう。
*アルコールは尿の量を増やし体内の水分を排泄してしまいます。汗で失われた水分をビールなどで補給しようとする考えは誤りです。
急に暑くなる日に注意しましょう
・暑くなり始める頃や、熱帯夜の翌日は気を付ける(寝るときにはあまり冷房の温度を下げないように)
・久しぶりに暑い環境で活動した場合や作業の初日は体調の確認をしっかり行う
・湿度が高いとき、風がないときも要注意
*特にご高齢の方は急な暑さへの対応が難しくなっていきます。暑さが本格化する前に、徐々に暑さに慣れていくこと(暑熱順化)が大切です。下記ホームページの動画も参考にしてください。
*屋外だけでなく、室内や夜間でも熱中症になることがあります。エアコンを上手に使うなど、暑い日は無理をせず、暑さを避ける工夫をして熱中症に注意しましょう。
マスクの着用について
マスクを着用していると熱がこもりやすくなります。マスク内の湿度が上がりやすいため、喉の渇きにも気づきにくくなることなどから熱中症になるリスクが高まります。屋外ではマスクをはずすなど適切に着用しましょう。
特にご注意ください
高齢者の場合
高齢者の特徴
体温調節機能が低下し、体内水分量が若年者に比べ減少するため、脱水や熱中症になりやすく、十分な注意が必要です。
高齢者の注意点
・寝る前にも水分を
・枕元にも水分を
・入浴はぬるめで短時間に
子どもの場合
子どもの特徴
体温調節機能がまだ十分に発達しておらず、熱中症のリスクが高いので、十分な注意が必要です。
⇒そのため、急激に温度が上昇する炎天下の車内には、わずかな時間でも子どもだけを車内に取り残さないようにしましょう。
子どもの注意点
・十分に観察しましょう
・服装を選びましょう
・水をこまめに飲ませましょう
・日頃から暑さに慣れさせましょう
熱中症警戒アラートについて
熱中症警戒アラートは、暑さへの「気づき」を呼びかけて予防行動をとっていただくための情報です。
暑さ指数(WBGT)33℃以上の熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境が予測される際に発表されます。
熱中症警戒アラート発表の有無は、環境省熱中症予防情報サイトにて確認できます。
熱中症警戒アラート全国運用中!(環境省作成)(PDF:1,590KB)
熱中症特別警戒アラートについて
埼玉県内のすべての観測地点(8か所)の暑さ指数(WBGT)35℃以上の、過去に例のない危険な暑熱環境が予測される際に発表されます。
熱中症特別警戒アラートが発表された際の対応
・室内等のエアコン等により涼しい環境にて過ごす
・こまめな休憩や水分補給・塩分補給
・身近な場所での暑さ指数(WBGT)を確認した上で、涼しい環境以外では、原則運動は行わない等の対策の徹底する
・熱中症にかかりやすい「熱中症弱者」は自ら積極的に対策を徹底し、周囲の方も熱中症弱者への声かけを徹底する
クーリングシェルターについて
熱中症特別警戒アラートが発表された日には、クーリングシェルターが解放されます。
詳細は下記ページをご参照ください。
熱中症予防5つのポイント
- 高齢者は上手にエアコンを
- 暑くなる日は要注意
- 水分はこまめに補給
- 「おかしい!?」と思ったら病院へ
- 周りの人にも気配りを
熱中症に気をつけよう!熱中症予防ポスター(越谷市作成)(PDF:1,890KB)
現場での応急処置
涼しい環境への避難
風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などに避難させましょう。
脱衣と冷却
衣服を脱がせて、
露出させた皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより
氷嚢などがあれば、首や脇の下、足の付け根に当てて、皮膚の下を流れる血液を冷やすことも有効です。
水分・電解質の補給
冷たい水を与えます。
大量の発汗があった場合には汗で失われた電解質(塩分)も適切に補えるスポーツドリンクなどが最適です。
食塩水(500mlに0.5〜1gの食塩)も有効です。