更新日:2024年2月5日
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越谷市民が狙われています!【特殊詐欺被害件数・金額ともにワースト1位】
越谷市の令和5年の特殊詐欺被害の件数は93件、被害金額が約2億7,000万円となっています(越谷警察署調べ・暫定値)。前年と比べ6件、約1億1,200万円増加しており、被害件数・金額ともに県内ワースト1位(※)と危機的な状況になっています。日頃から家族や身近な人と特殊詐欺について話し合い、お互いに気軽に相談できる環境を作りましょう!(※さいたま市は区ごとに集計)
【最近発生した詐欺予兆電話の事例】
〈事例1〉
市役所職員を名乗る犯人から、「医療費の還付金があります。」「申請期限が切れていますが、今日中であれば手続きできます。」等の電話がかかってきた。
〈事例2〉
特殊詐欺被害防止センター職員を名乗る犯人から、「詐欺の被害が多いので指導のために電話しています。」「あなたの情報が漏れており、危険な状態です。」等の電話がかかってきた。
この電話はその後、「早急にキャッシュカードを交換する必要がある。」等と言って、金融機関職員や警察官等を装う者が訪れ、キャッシュカードを騙し取ったり、偽物とすり替えて盗んでいく。
〈事例3〉
親族を装った犯人から、「会社のカードをなくしてしまった。」「横領したと疑われてしまう。」「至急お金が必要だ。」等の電話がかかってきた。
1.特殊詐欺とは?
犯人が電話やハガキ等で、親族や公共機関の職員などを名乗って信用させ、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、医療費の還付金が受け取れるなどと言ってATMを操作させて犯人の口座に送金させる犯罪の総称です。
市内で特に多く発生している特殊詐欺はオレオレ詐欺、還付金詐欺、預貯金詐欺、架空料金請求詐欺、キャッシュカード詐欺盗で、手口は下記のとおりです。
種類 |
手口・件数 |
---|---|
オレオレ詐欺 |
親族や警察官等を装い、親族が起こした事件・事故に対する示談金等を名目に金銭等をだまし取る手口。(令和5年12月末時点の市内発生件数37件) |
還付金詐欺 |
税金還付等に必要な手続きを装って被害者にATMを操作させ、口座間送金により財産上の不法の利益を得る手口。(令和5年12月末時点の市内発生件数29件) |
預貯金詐欺 |
警察官や銀行職員、市の職員等を装い、「キャッシュカードの交換手続きが必要である」などの名目で、キャッシュカード、クレジットカード、預貯金通帳等をだまし取る手口。(令和5年12月末時点の市内発生件数9件) |
架空料金 請求詐欺 |
未払いの料金があるなど架空の事実を口実とし、金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。(令和5年12月末時点の市内発生件数12件) |
キャッシュカード詐欺盗(さぎとう) | 警察官や銀行職員等を装って電話をかけ、「キャッシュカードが不正に利用されている」などの名目によりキャッシュカード等を準備させた上で、自宅に訪問し、隙を見てキャッシュカード等を偽物とすり替えてだまし取る手口。(令和5年12月末時点の市内発生件数6件) |
2.特殊詐欺対策をして犯人を撃退しましょう!
【家にいるときも自宅固定電話は留守番電話に設定】
犯人は、自分の声が証拠として残ることを避けるため、何も話さずに電話を切ります。在宅中でも留守番電話に設定し、相手を確認してから電話に出ることで、犯人からの電話に出ることなく、被害を防ぐことができます。
【通話録音機器を取り付ける】
着信音が鳴る前に、電話をかけてきた相手に通話内容を録音するというメッセージを流し、自動で通話内容を録音します。詐欺の犯人は自身の声や会話が録音されることを避けるため、詐欺被害減少に役立ちます。
3.「+」で始まる国際番号の詐欺電話が急増しています!
特殊詐欺のだましの電話に国際番号が使われるケースが急増しています。通常の固定電話や「050」から始まるインターネットを利用したIP電話の規制強化を受け、詐欺グループが国際電話を装う手口に移行しているとみられています。国際電話は「+」のあとに国を表す番号がつきます。例えば、特殊詐欺に使われた件数が多いアメリカ・カナダの番号の場合は「+1」、イギリスの番号の場合は「+44」と先頭に表示されます。
詐欺グループは実際に海外から電話をかけているのではなく、国際電話の番号に変えられるスマートフォンのアプリを使って、国内などから電話をしているとみられています。
【対策】
番号表示機能や海外からの番号を受けないサービスの活用をしましょう。国際電話不取扱受付センター(0120-210-364)に申し込むと無料で止めることができます。
4.その他インターネット犯罪など
インターネットサービスの進化・多様化に伴い、これらを利用した詐欺や犯罪も後を絶ちません。宅配の不在配達通知等を装ったSMSや、偽のセキュリティ警告などにだまされ、個人情報やクレジットカード情報等を搾取されてしまい、金銭を取られるなどの被害が多発しています。ここでは、そのようなインターネット犯罪の手口や特徴などについて紹介します。
名称 | 手口・特徴・対策など |
---|---|
宅配の不在配達等を装ったSMS |
国税庁、携帯電話会社、宅配業者などを装い、偽のWebサイトに誘導、または不正アプリをインストールさせ、個人情報やクレジットカード情報などを入力させようとします。 すぐに対応を求めるような内容は偽SMSと疑い、メール内容のURLを安易にクリックしないようにしましょう。 |
偽セキュリティ警告 | インターネット閲覧中に、突然偽のセキュリティ警告が表示され、解決のために、記載してある電話番号へ電話をかけるよう誘導されます。電話をかけると、有償サポート契約や代金支払いへと誘導されます。支払いはプリペイドカードを指定され、コンビニエンスストアにそのカードを買いに行くように指示されるのが特徴です。 Webサイトを閲覧しただけで、外部からウイルス感染を検知することはできません。誘導されて、不要なサポートを契約したり、不要なアプリをインストールしないようにしましょう。 |
偽当選サイト | サイトを閲覧中に、パソコンやスマートフォンに「Googleギフトが当選しました」「最新のスマートフォン端末の当選者に選ばれました」などのポップアップメッセージが表示され、「クリックしない場合は別のユーザーに当選権が移行します」などと煽り、カード決済画面や不正アプリをインストールする画面に誘導されます。 もしも、偽当選サイトでサブスクリプションのカード決済をしてしまった場合は、iPhoneの場合は「設定⇒名前⇒サブスクリプション」を、Android携帯の場合は「GooglePlay⇒定期購入」を確認して、身に覚えのない契約を解除しておきましょう。 |
スマホ副業 | インターネット広告などの勧誘により、「1日2~3通メールするだけで、メール開始より7日後にお給料がもらえます」などと副業への期待を膨らませ、メールアドレスの登録を要求してきます。登録後、何十通もの副業紹介メールが送られてきますが、どれも全く稼げません。 「大金を稼げる」「誰でも簡単にできる」などと強調しており、仕事内容が不明な副業は、詐欺の可能性もあるので注意しましょう。 |
ワンクリック詐欺 | アダルト系や出会い系のサイトで、動画や写真などを見ようとした際に、サイト利用料等の名目でお金を請求する画面が表示されます。登録完了画面等を表示することで、契約が成立したと思わせて、お金を払わせます。あたかも個人情報を取得したかのような画面が表示されますが、IPアドレスやスマートフォンの機種情報が知られたからといって、氏名や住所を特定されることはありません。 基本的にブラウザの表示のみの手口となるため、「タブを閉じる」「閲覧履歴の消去」のみで対処が可能です |
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