更新日:2022年10月28日 ページ番号53228です。
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質疑および討論については、その主なものを掲載しています。各議案の概要は市議会ホームページに掲載しています。
本議案は、子育て世帯等臨時特別支援事業および子育て世帯生活支援特別給付金給付事業の執行に要する経費について、専決処分を行ったため、提案されました。歳入では、国庫支出金で補助金を追加し、歳出では、総務費および民生費で子育て世帯等臨時特別支援事業および子育て世帯生活支援特別給付金給付事業に係る事業費を追加し、補正予算額は、4億6300万円になります。
議案質疑
問 家計急変世帯からの申請漏れを防ぐための手立てや周知方法は。
答 本市における児童手当等のさまざまな制度の中で、家計急変世帯としての申請に伴い支給できる可能性がある世帯に対しては、個別にお知らせするとともに、市ホームページへの掲載やCityメールの配信、さらに各保育施設等へのチラシの掲示等により周知を図っていく。
本議案は、旧越谷市立蒲生小学校校舎等解体工事の請負契約を締結するにあたり、予定価格が、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条に規定する額以上となるため、提案されました。
反対討論
・文部科学省が示している過大規模校で解決が求められる7つの大きな課題のうち、今回の解体工事で最も直接的に影響がある校庭の狭さへの対策について、分散して使用するなど、解決に正面から向き合っておらず、その他の6つの課題についても、これまでに具体的な解決策が示されていない。あくまでも既存の敷地に子どもたちをどう押し込めるかという教育委員会の都合と計画ありきと受けとめざるを得ず、本議案に反対する。
歳入では、国庫支出金で新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等を追加、県支出金で道徳教育に係る事業委託金を追加、繰入金で財政調整基金繰入金を追加します。
歳出では、民生費で新型コロナウイルス感染症に伴う傷病給付金等を追加、衛生費で感染症対策支援業務委託料を追加、消防費で共同消防指令センター整備に係る設計委託料等を追加、教育費で道徳教育に係る消耗品費等を追加し、補正予算額は1億7500万円になります。
菊地 貴光(きくち たかみつ)
平成19年から当選4回。子ども・教育常任委員長、議会運営副委員長、建設常任副委員長などを歴任(51歳)
本議案は、仮称緑の森公園保育所建設工事(建築)の請負契約を締結するにあたり、予定価格が、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条に規定する額以上となるため、提案されました。
議案質疑
問 保護者や近隣住民への情報提供は。また、今後の保育所整備の考え方と建築資材の高騰等の課題への対応は。
答 本契約となった際には、請負業者とともに工事のスケジュールや工事車両の動線、工事期間中の安全対策等について、周辺自治会の地域住民を対象に説明会を行う予定である。また保護者や保育所の職員に対しても、工事のスケジュールや進捗状況等について、随時情報提供を行いながら進めていきたい。さらに、今後の保育所整備にあたっては、社会情勢に注意を払いながら計画的に進めていきたいと考えている。
問 以前、建築資材の高騰により不調となった計画からの変更点は。また、何らかの理由で工期が遅れた場合の影響は。
答 再設計にあたっては、昨今の建築資材の高騰等に伴い、公的な基準価格と実勢価格との間にかい離が生じる可能性があったことから、直近の法的な基準に基づいて再積算を行ったが、設計内容の変更はない。また、今後の社会情勢等により工事に支障が生じた場合には、適切な時期に計画の見直しを判断するとともに、保護者や近隣住民に対して丁寧な説明を行う。
賛成討論
・本事業を進めるにあたっては、保護者や地域住民を対象とした説明会のほか、全保護者へのアンケート調査等が実施され、保護者や地域住民、現場職員と行政、議会がしっかりと情報提供と合意形成を積み重ねてきた。こうしたプロセスは、今後の保育所運営にとって、大きな財産となるものである。課題は残されているものの、今後の保育所運営について、安全安心の保育環境が確保されるものと期待し、本議案に賛成する。
本議案は、細川威議員ほか4人から共同提案されました。
意見書の要旨
1 沖縄戦の戦没者の遺骨等が混入した土砂を埋め立てに使用しないこと。
2 戦没者の遺骨収集の推進に関する法律により、国が主体となって戦没者の遺骨収集を実施すること。
意見書提出先
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)、厚生労働大臣、国土交通大臣
議案質疑
問 現時点で沖縄本島南部地域の土砂に限定した意見書を提出することは時期尚早ではないか。
答 同様の意見書は埼玉県議会においても全会一致で可決しているほか、全国的にも5月の時点で概ね216自治体が可決している。このことから、計画段階とはいえ、戦没者の遺骨等が含まれる可能性のある土砂を使うことは人道上許されるものではないという声が、全国的にも多いものと思われるため、この段階での意見書の提出は時期尚早ではないと考えている。
反対討論
・本意見書には、戦没者の遺骨収集という人道的配慮の側面と、現在まで国会にて議論が行われている安全保障上の在り方を巡る政策的な論争に触れる側面が含まれているが、戦没者の遺骨等が含まれる場所や土を、土砂という一建築資材のように表現し、埋め立てに使用しないこととしている部分に関して、人道的な見解と受け止めることができない。政争の具にされることは戦没者も望んでいないものと考え、本議案に反対する。
賛成討論
・沖縄戦での死者は約20万人にのぼり、現在も地元ボランティアによる遺骨採取が続けられているが、沖縄本島南部の摩文仁には米軍に追い込まれた住民や軍関係者の遺骨が拾いきれずに、半ば土と化して放置されている。本来であれば、遺骨を採取し、遺族の元に返すことが政治の責任であり、同趣旨の意見書は埼玉県を含む216自治体が可決している。本件は辺野古新基地建設問題以前に、人道上の問題であると考え、本議案に賛成する。
・沖縄戦では、陸海軍の将兵のみならず、難を逃れるために避難した住民も犠牲となった。新基地建設に向けて、埋め立てを進めるためには、より丁寧な対応が必要であると考えるが、その意味で、戦場で倒れた兵士、戦火に巻き込まれた住民の遺骨が含まれる可能性のある土を、そのまま埋め立てに使うことは、人道的見地から認められるものではないと考え、本議案に賛成する。
・沖縄本島南部地域には、戦後76年を経過した現在も、県民や兵士の遺骨が残されているという事実がある。また、令和元年2月の沖縄県による辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票では、7割以上が反対の意思を示しており、同趣旨の意見書も、全国の議会で次々と採択されている。さらに、遺骨等を含んだ土砂を採取して埋め立てに使用することは、戦没者および遺族の尊厳を踏みにじる行為であると考え、本議案に賛成する。
本議案は、岡野英美議員ほか8人から共同提案されました。
意見書の要旨
国においては、近年における国民の価値観の多様化およびこれを反映した世論の動向等に鑑み、選択的夫婦別姓制度の導入に向けた国会審議を推進するよう要望する。
意見書提出先
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、法務大臣
反対討論
・夫婦同姓を我が国の麗しき慣習、文化と考える国民も存在しており、早稲田大学の意識調査結果からも、国民が夫婦同姓制度にそこまで不満を持っていないという事実を読み取ることができる。選択的夫婦別姓制度自体に反対するものではないが、夫婦同姓制度は世界で唯一の文化的制度であるため、安易な制度導入よりも、社会的な仕組みの中で培っていける旧姓使用などの環境作りを優先すべきであると考え、本議案に反対する。
賛成討論
・人それぞれがさまざまな人生経験を重ねていく中で、おのおの異なった価値観を身に付けていくことを考えれば、国家が家族の一体感という価値観を国民に強制すべきではなく、国民の多様性に即した選択肢を整え、異なった価値観を持った者同士が互いを理解し、尊重し合える社会を作っていくべきである。普遍の真理のように思える価値観も、国民の判断に委ねていくことが日本国憲法における国民主権であると考え、本議案に賛成する。
※請願の全文はホームページに掲載しています。
請願の要旨
建材メーカーの拠出金を求め、給付金制度を創設する意見書を提出すること。また、屋外従事者の救済と責任期間外で給付金制度が受けられない被害者救済を求め、建設アスベスト給付金法改正を求める意見書を提出すること。
反対討論
・特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金等の支給に関する法律において、企業の賠償は定められておらず、そもそも企業の賠償は訴訟ごとの判決に基づくべきである。仮に基金を設置するのであれば、事前に企業の同意のもとで設置するべきで、国が法律を作って公権力で拠出させるのは乱暴である。さらに、賠償責任の有無の決着がついていない、屋外の建設従事者への賠償を認めるのは性急であると考え、本意見書に反対する。
賛成討論
・昨年5月の建設アスベスト訴訟における最高裁の国と建材メーカーの責任を認める判決を受け、国は原告と被害救済のための合意書を締結したのであるから、被害者を1人も取り残さない、全面救済の仕組みを一刻も早く創設すべきである。屋外従事者にも、アスベストが原因の中皮腫やアスベスト肺の患者は多数おり、労働者の家族の早期解決を求める願いに応えるためにも、法改正を求めるべきと考え、本意見書に賛成する。
議案番号 | 付託委員会 | 議案名 | 議案番号 | 付託委員会 | 議案名 |
---|---|---|---|---|---|
市長提出 第47号 |
省略 | 専決処分事項の承認を求めることについて(令和4年度越谷市一般会計補正予算(第2号)) | 市長提出 第51号 |
環境経済 ・建設 |
越谷市都市公園条例の一部を改正する条例制定について |
市長提出 第48号 |
省略 | 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて(大友 みどり 氏) | 市長提出 第52号 |
子ども ・教育 |
越谷市ひとり親家庭等の医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例制定について |
市長提出 第49号 |
総務 | 越谷市議会議員及び越谷市長の選挙における選挙運動用自動車の使用等の公営に関する条例の一部を改正する条例制定について | 市長提出 第54号 |
予算決算 | 令和4年度越谷市一般会計補正予算(第3号)について |
市長提出 第50号 |
総務 | 越谷市税条例等の一部を改正する条例制定について | 市長提出 第56号 |
省略 | 仮称緑の森公園保育所建設工事(建築)請負契約の締結について |
議案番号 | 付託委員会 | 議案名 | 賛成(会派名(議員名)) | 反対(会派名(議員名)) | 本会議議決結果 |
---|---|---|---|---|---|
市長提出 第53号 |
子ども ・教育 |
旧越谷市立蒲生小学校校舎等解体工事請負契約の締結について | 25人 自由民主党越谷市議団(野口 佳司、伊藤 治、金井 直樹、島田 玲子、小林 豊代子、大野 保司、野口 和幸、立澤 貴明)、公明党越谷市議団(岡野 英美、守屋 亨、瀬賀 恭子、畑谷 茂、久保田 茂)、立憲・市民ネット(細川 威、後藤 孝江、松田 典子、山田 裕子、清水 泉、大田 ちひろ)、越谷刷新クラブ(武藤 智、浅古 高志、野口 高明)、日本維新の会(小林 成好)、無所属(菊地 貴光、小出水 宏泰) |
6人 日本共産党越谷市議団(山田 大助、金子 正江、宮川 雅之、工藤 秀次、大和田 哲)、無所属(白川 秀嗣) |
可決 |
市長提出 第55号 |
省略 | 越谷市監査委員の選任につき同意を求めることについて(菊地 貴光 氏) | 25人 自由民主党越谷市議団(野口 佳司、伊藤 治、金井 直樹、島田 玲子、小林 豊代子、大野 保司、野口 和幸、立澤 貴明)、公明党越谷市議団(岡野 英美、守屋 亨、瀬賀 恭子、畑谷 茂、久保田 茂)、立憲・市民ネット(細川 威、後藤 孝江、松田 典子、山田 裕子、清水 泉、大田 ちひろ)、越谷刷新クラブ(武藤 智、浅古 高志、野口 高明)、日本維新の会(小林 成好)、無所属(白川 秀嗣、小出水 宏泰) |
5人 日本共産党越谷市議団(山田 大助、金子 正江、宮川 雅之、工藤 秀次、大和田 哲) |
同意 |
4請願 第1号 |
民生 | 建設アスベスト被害の全面解決へ、アスベスト建材製造企業の基金拠出等、「特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金等の支給に関する法律」の改正を求める国への意見書を求める件 | 17人 立憲・市民ネット(細川 威、後藤 孝江、松田 典子、山田 裕子、清水 泉、大田 ちひろ)、日本共産党越谷市議団(山田 大助、金子 正江、宮川 雅之、工藤 秀次、大和田 哲)、越谷刷新クラブ(武藤 智、浅古 高志、野口 高明)、無所属(白川 秀嗣、菊地 貴光、小出水 宏泰) |
14人 自由民主党越谷市議団(野口 佳司、伊藤 治、金井 直樹、島田 玲子、小林 豊代子、大野 保司、野口 和幸、立澤 貴明)、公明党越谷市議団(岡野 英美、守屋 亨、瀬賀 恭子、畑谷 茂、久保田 茂)、日本維新の会(小林 成好) |
採択 |
議員提出 第4号 |
省略 | 沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋立てに使用しないよう求める意見書について | 20人 公明党越谷市議団(岡野 英美、守屋 亨、瀬賀 恭子、畑谷 茂、久保田 茂)、立憲・市民ネット(細川 威、後藤 孝江、松田 典子、山田 裕子、清水 泉、大田 ちひろ)、日本共産党越谷市議団(山田 大助、金子 正江、宮川 雅之、工藤 秀次、大和田 哲)、日本維新の会(小林 成好)、無所属(白川 秀嗣、菊地 貴光、小出水 宏泰) |
11人 自由民主党越谷市議団(野口 佳司、伊藤 治、金井 直樹、島田 玲子、小林 豊代子、大野 保司、野口 和幸、立澤 貴明)、越谷刷新クラブ(武藤 智、浅古 高志、野口 高明) |
可決 |
議員提出 第5号 |
省略 | 選択的夫婦別姓制度の導入に向けた国会審議の推進を求める意見書について | 28人 自由民主党越谷市議団(野口 佳司、伊藤 治、金井 直樹、島田 玲子、小林 豊代子、大野 保司、野口 和幸、立澤 貴明)、公明党越谷市議団(岡野 英美、守屋 亨、瀬賀 恭子、畑谷 茂、久保田 茂)、立憲・市民ネット(細川 威、後藤 孝江、松田 典子、山田 裕子、清水 泉、大田 ちひろ)、日本共産党越谷市議団(山田 大助、金子 正江、宮川 雅之、工藤 秀次、大和田 哲)、日本維新の会(小林 成好)、無所属(白川 秀嗣、菊地 貴光、小出水 宏泰) |
3人 越谷刷新クラブ(武藤 智、浅古 高志、野口 高明) |
可決 |
議員提出 第6号 |
省略 | 建設アスベスト被害の全面解決へ、アスベスト建材製造企業の基金拠出等、「特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金等の支給に関する法律」の改正を求める意見書について | 17人 立憲・市民ネット(細川 威、後藤 孝江、松田 典子、山田 裕子、清水 泉、大田 ちひろ)、日本共産党越谷市議団(山田 大助、金子 正江、宮川 雅之、工藤 秀次、大和田 哲)、越谷刷新クラブ(武藤 智、浅古 高志、野口 高明)、無所属(白川 秀嗣、菊地 貴光、小出水 宏泰) |
14人 自由民主党越谷市議団(野口 佳司、伊藤 治、金井 直樹、島田 玲子、小林 豊代子、大野 保司、野口 和幸、立澤 貴明)、公明党越谷市議団(岡野 英美、守屋 亨、瀬賀 恭子、畑谷 茂、久保田 茂)、日本維新の会(小林 成好) |
可決 |
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