更新日:2024年9月2日
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HIV・性感染症を知っていますか
性的接触や性行為により人から人へ感染する病気を「性感染症(STIまたはSTD)」といい、世界では年間100万人の人が、性感染症になっています。
性感染症は症状が軽かったり、無症状な場合があります。そのため、誰もがうつしたりうつされたりする可能性があります。
性感染症は早期発見・早期治療が大切です。保健所では匿名でHIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎の無料検査を行っていますので、お気軽にご利用ください。
性感染症ってどんな病気?
性感染症とは、性的接触や性行為により、人から人へ感染する病気の総称です。
口や性器などの粘膜や皮膚から感染し、オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)などでも感染します。
【保健所で検査可能な性感染症と症状について】
性感染症は、早期診断・早期治療開始により普段通りの生活を送ることができます。
感染症 | 潜伏期間 | 症状・特徴 |
---|---|---|
HIV感染症 (AIDS) |
約6か月~ 15年 |
初期症状(発熱・のどの痛み)が出る場合もありますが、ほとんどは無症状です。 徐々に免疫機能が低下し、本来なら自分の力で抑えることのできる病気(日和見感染症など)を発症した状態をエイズ(AIDS)と呼びます。 |
梅毒 | 約3週間 |
2010年以降、梅毒の報告数は増加しており、女性は20歳代、男性は20~40歳代の報告が多くなっている性病です。 感染初期は、痛みのない潰瘍やしこりが、口、肛門、手指、性器に形成されます。 進行(数年~数十年)すると、血管や神経の障害等、全身に多様な障害をきたします。 妊婦の感染は早産、胎児の重篤な以上に繋がる可能性があります。 HIV感染との重複が多い性病です。 |
B型肝炎 | 約3か月 |
全身倦怠感(だるさ)、食欲低下、発熱などの症状があります。 治療せずにいると、肝硬変および肝がんへと進展するリスクが高まります。 |
C型肝炎 |
約2週間~6か月 |
全身倦怠感(だるさ)、食欲低下、発熱などの症状があります。 治療せずにいると、肝硬変および肝がんへと進展するリスクが高まります。 |
※詳しい症状については、リンクよりご確認ください。(外部サイトに繋がります。)
・HIV感染症・エイズ(AIDS) HIV・エイズの症状(エイズ予防財団)
・梅毒 梅毒の症状(埼玉県ホームページ)
・B型肝炎 B型肝炎の症状(国立国際医療研究センター 肝炎情報センター)
・C型肝炎 C型肝炎の症状(国立国際医療研究センター 肝炎情報センター)
性感染症は他にも、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、淋菌感染症などがあります。
すぐに実践できる予防・感染対策
・感染の有無が確認できない人との性交渉は避ける
・無防備な性行為は避け、コンドームを正しく着用する
・パートナーが変わったタイミングで検査を受ける
・定期的に保健所や医療機関で検査を受ける
・カミソリやピアス等、血液が付着している可能性が高いものは共用を避ける
保健所で実施している検査
越谷市保健所では、即日検査(第1水曜日)、通常検査(第3水曜日)として性感染症の検査を実施しています。
無料・匿名で検査を受けることができます。
検査の詳細についてはこちらから
※保健所の検査はスクリーニング検査です。
既に症状のある方は、医療機関で受診をして適切な治療を受けましょう。男性は主に泌尿器科、女性は産婦人科で検査・治療を受けることができます。
このページに関するお問い合わせ
保健医療部 保健所 感染症保健対策課 (東越谷十丁目31番地(保健所内))
電話:048-973-7531
ファクス:048-973-7534