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越谷市 Koshigaya City

更新日:2023年4月7日

ページ番号は64862です。

越谷の農産物

慈姑(くわい)

 くわいは、大きな芽が出ることから「おめでたい」食べ物とされ、正月料理などに用いられています。埼玉県は広島県に次ぐ主要な産地であり、越谷は県内の主な産地の一つです。

 越谷では江戸時代中期以降に低湿地である新方、荻島、出羽、蒲生地区で水田の裏作として盛んに栽培されるようになりました。その昔、米が凶作になった年に、くわいが高値で取引されたことで農家が救われたというエピソードも残っています。しかし、出荷時期が限られ、収穫時期は厳寒の中の手作業となるため、栽培農家は減少し、荻島地区と出羽地区で栽培されています。

 また、くわいを使った饅頭や大福、パイなどの商品化の取組も行われており、市内の各種イベントでは、くわいチップスや小玉くわいの素揚げが人気を集めています。

太郎兵衛もち

 太郎兵衛もちは、慶長(1596年から1615年)のバイオテクノロジーなどない時代に、当時の四丁野村(現在の宮本町)の名主であった会田太郎兵衛氏の手により早生もち米の中から優良なものを選抜し育成された水稲もち品種です。作出した会田太郎兵衛氏の名前を称して「太郎兵衛もち」と呼ばれるようになりました。その後、「コシが強く、粘りがあり、独特の風味がある」という特徴を持つ太郎兵衛もちは、徳川家康に献上され、大奥御用のもち米として献上されたと言われています。

 明治から昭和の初期にかけて隆盛を極め、天皇家への献上や宮内省の御用を勤めました。また、昭和の初期には東京の和菓子屋が争って出羽村を訪れ、買い求めたとも言われています。しかし、戦時中の食糧管理法の施行により、他のもち米と同じ価格に統制されたため、高い品質を誇るものの倒伏しやすく収穫量も少ない太郎兵衛もちは作付けが減少し、栽培農家は一時、1戸にまで減少しました。越谷(出羽地区)で育まれた「太郎兵衛もち」の保存と復活のため、平成5年から、栽培農家と埼玉県、越谷市、越谷市農業協同組合の連携により越谷市太郎兵衛もち協議会が組織され、400年の歴史を今に伝えようと頑張っています。

太郎兵衛もちパンフレット

 400年もの歴史を持つ越谷市特産の太郎兵衛もちのことを多くの方に知ってもらうために、太郎兵衛もち協議会でパンフレットを作成しました。
 漫画『おじゃる丸』でおなじみの「越谷生まれ越谷育ち」のマンガ家てしばまさみさんの手により、太郎兵衛もちのことが分かりやすくまとめられています。
 ぜひご一読ください!

ねぎ

 越谷のねぎの特徴は、軟白部が長いうえに巻きが多く、身がしまっていて、加熱しても煮崩れしないことです。越谷でねぎの栽培が始まった時期ははっきりしませんが、江戸時代の文化・文政期(1804~1830年)に編纂された『新編武蔵風土記稿』には、「牛蒡・大根・葱は、岩槻・越ヶ谷編の名物として世に称せり」と記されており、この頃にはすでに良質なねぎの産地であったことがわかります。転作の推進に伴って作付面積が広がり、現在は、主に新方地区や増林地区、荻島地区など自然堤防の広がる畑地で栽培されています。

 また、越谷のねぎは東京都足立区にあるねぎ専門の市場にも出荷されています。この市場で葱商という仲買たちに選び抜かれたねぎは、高級ねぎブランド「千寿葱」として、東京の料亭などに販売されています。

 平成27年7月には、生産者団体が設立され、「越谷ねぎ」の全国的な知名度を獲得するため、越谷市と生産者が協力し、積極的なPR活動を推進しています。

いちご

 近年、市内には多くのいちご観光農園が誕生し、いちご狩りの来園者で賑わっています。栽培されている品種は、紅ほっぺやかおり野、埼玉県産オリジナル品種のあまりんなどで、観光農園では食べ比べが楽しめます。

 また、いちごを使った加工品開発や製造も行われており、焼き菓子、ジャムなどのほか、洋菓子店でケーキ類に使用されています。さらに、冷凍いちごを使用した「こしがやいちごのジャム」を学校給食のメニューに取り入れる取り組みなども行っています。

 越谷では、消費地に近い立地を活かして新鮮ないちごが提供できるため、産地の形成に向けて「越谷いちご」のブランド化を進めています。

関連ページもご覧ください

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小松菜

 江戸時代、小松川村(現在の東京都江戸川区)を中心に栽培されていたことからその名がついたと言われています。年間5~8回程栽培できる効率のよい野菜で、カルシウムの含有量は、野菜の中でトップクラスの量を含んでいます。

 埼玉県の小松菜の生産量は全国上位を誇っており、その中でも越谷は県内有数の生産地となっています。

 

チューリップ

 越谷の花卉園芸の中でも、チューリップの切り花はその代表的なものとして知られています。球根は消費者の需要に応じて富山県や遠くはオランダなどから取り寄せ、市内各農家の温室で栽培されます。

 チューリップのほかにも、フリージアやユリなどの球根切り花、小菊やバラなどの多彩な花が市内で栽培されています。

 また、出羽地区では、平成15年度から毎年出羽地区コミュニティ推進協議会による「出羽地区チューリップコミュニティフェスタ」が開催されており、様々な色のチューリップが来場者の目を楽しませています。

山東菜

 山東菜の大きさは白菜よりも一回り大きく、「さんとうな」と呼ばれることもあります。白菜と違って完全に結球せず、先端の内側の葉が黄色味を帯びているのが特徴です。

 収穫時期は12月から1月と短いですが、越谷の冬の代表的な野菜の一つであり、漬物用の野菜として非常に重宝されています。

 また、「山東菜漬」は「こしがや愛されグルメ」に認証されているほか、埼玉県の「ふるさと認証食品」にも登録されています。

越谷ふるさと米

 水田は、食糧生産だけでなく、洪水防止や暑さのの緩和、警官の形成など様々な役割を持っています。「越谷ふるさと米」は、農薬の使用を抑え、除草剤を使わずあぜの緑を保つことで、様々な生きものが暮らせる豊かな田園環境をめざす、自然にやさしいこだわりのお米です。

NEXT農産物! 越谷スカイメロン

 土を使わずに肥料の入った水で育てる水耕栽培のメロンです。特徴は、年間を通じた周年栽培で、1株から糖度の高いメロンを多数収穫できることです。空中にメロンが実る様子から「越谷スカイメロン」の愛称で呼ばれ、いちごに続く越谷の新たな農産物として期待されています。

 越谷市農業技術センターでは、平成30年度からIoT(インターネット・オブ・シングス)を活用したメロンの試験栽培を行っています。

関連ページもご覧ください

越谷市農業技術センター

越谷市農業技術センターでは富士通とIoTを生かしたメロン栽培に関する共同研究を開始しました

越谷市の農産物について、もっと知りたい方は・・・

こしがやふぁーまーず

 

こしがや農産物ガイドブック(PDF:32,647KB)

越谷の農産物(PDF:8,960KB)

越谷産農産物に関する冊子と概要版のデータをダウンロードできます!

 

地場農産物利用促進事業

越谷産農産物を使ったレシピなどを公開しています!

 

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このページに関するお問い合わせ

環境経済部 農業振興課(第三庁舎4階)
電話:048-963-9193
ファクス:048-963-9175

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